交通事故時の施術(自賠責保険)Traffic accident
交通事故について
日本では年間の交通事故発生件数が100万件を超え、30秒に1件発生している計算になります。
これらの交通事故の外傷(ケガ)の中で、外傷性頚部症候群(むち打ち症)の発生頻度が、最も多く30%を超えると言われています。
また、外傷性頚部症候群(むち打ち症)の場合、衝撃の方向性や受傷時の姿勢、個々の体格などによって損傷の型も 異なり、損傷が複合して受診される方も多く見受けられます。
自覚症状も様々で、頸・肩・背中の痛みはもちろん、腰痛や手足のしびれ・眩暈・吐き気・耳鳴り・身体のだるさ・気力の低下・思考力や記憶力の低下等々、損傷の程度などにより症状も多岐にわたります。
誰もが、自分が交通事故に逢うとは考えていません。
しかし、万が一自分が事故に遭遇してしまった時、「どうしていいかわからない」「治療はどうすればいいの」「治療費ってどうなるの?」「保険会社への対応がわからない」などお困りになる方がほとんどです。
1. 警察に連絡し事故の状況を確認してもらう(人身事故の届出)
安全が確保された状態で、人身事故として警察に連絡をします。
・事故の状況、ケガの部位、痛みの有無
・事故相手の住所、氏名、連絡先
・自賠責保険の加入先 など
2. 医療機関で受診する
整形外科・外科病院で診察してください。
その際ケガの有無に関係なく、数日して症状がでることも多々あるので気になるところは細かくお伝えしMRIやCTなどの検査を受けてください。
3. 保険会社へ当院で施術をする旨を連絡
保険会社へ当院にて施術を行う旨を連絡し、承諾を得ます。
通院に関しては面倒な手続きはありませんのでご安心ください。
4. 当院での施術開始
数日してから症状がでることも多々あるので、出来るだけ詳しく症状を聞かせてください。
相手側の保険会社から承諾を受けると、自賠責保険が適用されます。
交通事故では以下の項目が保障されます
(1)治療関係費 | 治療にかかった費用及び診断書代。 |
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(2)交通費 | 通院に必要だった交通費。 |
(3)休業損害 | 労働で得られていたはずの収入。 |
(4)慰謝料 | 整骨院で施術を受ける場合、1日の通院に対し、4200円ほどが支払われます。 慰謝料の対象は通院日数から治療期間内で決められます。 |
(5)後遺障害慰謝料 | 他覚的所見の乏しいむち打ち損傷は後遺障害の認定の対象外となることが一般的ですので、 出来うる限り事故に遭う以前の体の状態にする事が大切と考えています。 |
<例外> | 加害者が無保険やひき逃げの場合は政府の保障事業制度があり、加害者に代わり、政府が被害者に保障をします。 |
交通事故でよくある症状
1. 頚部、背部、腰部の痛み
特に首は多く、事故後すぐに症状がでることもありますが1週間~10日程してでることもよくあります。
2. 放散痛(シビレ)
神経を損傷したり、筋肉の緊張によって神経が圧迫されて起こります。
3. 頭痛
頭に異常がなくても頭や首周りの筋肉の緊張により起こることがあります。
4. 筋力の低下
筋肉を痛めても起こりますが、首や腰の筋肉の緊張で神経を圧迫して起こることがあります。
5. めまい、耳鳴り、難聴
身体の緊張や体液の循環が悪くなり起こります。
他にもさまざまな症状がでるのでいつでもご相談ください。