四十肩・五十肩Shoulder pain
「四十肩・五十肩」と「肩こり」の違い
「四十肩・五十肩」と「肩こり」は、同じ肩周辺に起こる症状ですが引き起こされる原因はそれぞれ異なります。
「肩こり」は筋肉の血行不良によって発生するのに対して、「四十肩・五十肩」は肩の関節や関節周囲の靱帯・筋・腱や関節包などが老化によって硬くなることが原因とされています。
硬くなった腱や関節包などが原因で痛みや炎症を起こして悪化すると肩が上がらなくなり動かしにくくなってしまうのです。
動かしにくくなった状態のまま無理に動かしてしまいますと、炎症をさらに悪化させてしまうことになりますので、無理に動かそうとするのはやめましょう。 肩の炎症が治まりましたら四十肩、五十肩がほぐれるようなストレッチや体操を行ってください。
慢性的に繰り返す辛い肩の痛みにお悩みの方はぜひ当院へお越しください。
四十肩・五十肩の治療に関する対処の基本
【急性期】痛みが強い場合
関節に起きている炎症が強く、痛みも非常に強く出るのが急性期です。運動制限も必要です。
この時期は痛みを誘発させるような無理な肩や手の動きをしないよう、安静にお過ごしください。
この時期の対処法
- 安静
- 炎症が強く熱っぽさを感じる際は患部を冷やしてください
【慢性期】激しい痛みから鈍い痛みに変わる
炎症が少しおさまりますが、急性期の激しい痛みから、鈍い痛みに変わります。
痛む事を怖がって動かす事を避けていると肩関節内外の癒着が進んでしまいますので、無理がかからない体操と温めを積極的に行いましょう
この時期の対処法
- ホットパック等を使って患部を温めます
- 体操・運動療法・柔軟体操を行います